認知症と福祉住環境整備(2)
認知症の高齢者との接し方についてですが、
長年生きてきた人間としての誇りと自信を持っていますし、
豊かな感情も持っていることをしっかりと理解しなくてはならないと思います。
本人の行動を理解し、ペースをあわせる。
受容性ある態度で言動を受け入れ理解する。
問題行動を起こしたり、間違ったことを言ってもむやみに訂正したり叱ったりしない。
信頼関係を作り孤独にさせない。
本人の理解できる言葉で繰り返し伝える。
その人の人格・人生を尊重し、命令したり子ども扱いしないなどが有ります。
福祉住環境整備のポイントとしては、痴呆の進行をみて検討することが必要です。
また、環境の変化は最小限にし、転倒防止など安全策を取ることが必要です。
失禁・徘徊など問題行動にあわせた福祉住環境整備が必要です。
福祉住環境整備の具体的な方法には、
玄関や出入り口に徘徊検知システムを設置したり、
誘導用の手すりを設置したりする。
失禁などに対応するため、床材は掃除しやすいフローリングやビニールシート系にする。
トイレまでの動線を単純で短くする。
また、トイレの場所や通路に目印をつけたり、足もと灯の設置を行なう。
台所では器具などの変更(環境の変化)をせずに、
火の不始末の対処として、警報機やホームスプリンクラーなどを設置する。
水道は自動栓がおすすめです。
ひとつの例ですが、
いつも排尿だけトイレでなく違った場所(同じ場所)でしてしまう。
いろいろと家族や本人から話を聞くと、
トイレの場所が解らないのではなく、
その場所をトイレと思い込んでいるようである。
そこで、その場所にポータブルトイレを設置して、
トイレにしてしまうと言う対策をしました。
認知症に対応する福祉住環境整備は、
家族に聞いても本人に聞いても解らない問題点が多くあります。
順を追って考え検討する必要があると思います。
