素敵な帽子選び
素敵な帽子選び
ドライアイのせいで日差しが辛いんですよね。部屋や駅の構内からいきなり外へと出ると、つい手の平を目の上にかざして傘にしてしまいます。また、目をすぼめることから、目つきが悪いなんていうこともしばしば言われてしまいます。
そんな私にとって帽子というものは欠かせないものなんです。サングラスという手もありますが、どうも苦手というか抵抗がありまして。面倒ですし、やっぱり二位地上的につけていると印象が悪いイメージが……
相手の目が見えるというのは重要なことだと思うんです。目を隠してしまうと相手の考えを読みずらく、警戒心を与えてしまいますから。帽子ならば、浅めに被っていれば相手に目をしっかりと見せることが出来ます。
前はベースボールキャップタイプを愛好していたのですが、最近はアウトドア向けの通気性や頭のフィット感が柔らかいものを使用しています。ハンティングキャップというやつで、形は中高年の方がよく登山なんかで被っているような帽子です。
ブランドも拘っています。モンベルさんです。本格的なアウトドア商品を展開しており、帽子も優れています。ここのハンティングキャップは色々と吟味した結果たどり着いた私にとって至宝の帽子です。
値段は2600円となかなかのお手ごろ価格。素材はフリースで柔らかくて肌ざわりも良好。デザインや色合いもシンプルで、目立ちすぎずかといって溶け込みすぎない感じ。
私が特に気に入っているのは、ブランドロゴを大きく主張していない点です。サイドに小さく同色で入れられているので目立ちません。体外のブランドは自分のブランドを宣伝するようにでかでかと配置されているので、そのあたりは私にとっておおきなマイナス要因だったんですよね。
そんなわけで私はモンベルが気に入り、今では帽子のみならずウォーキングやハイキングのウェアにもこのブランドを選択しています。
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私の家の近くの喫茶店。休日は喫茶店のマスターの奥さんの友人やいろいろなお客さんが訪れて賑わうため、私は平日の仕事終わりによく訪れます。時間は夕時から店の閉まる8時までの間です。最も静かで自由な時間帯です。
マスターとは顔見知りでよく話をしますが、毎回ぺらぺらと話すというわけではなく、基本的にはほったらかしにしてくれます。私がくつろぎに訪れていることを知っていますし、マスター自信も寡黙というか照れ屋さんなんで。
でもこの間、妙にマスターがにこにこしているので、私からつい離しかけてしまいました。
「何かあったの、マスター?」
「いやね、娘がさぁ……」
と言い、恥ずかしそうにしながらも「まってました!」という感じの表情をしてカウンターの下から一眼レフカメラを取り出しました。誕生日プレゼントに娘から贈られてきたそうです。
「海外に住んでる娘からもらったんだよ~」
満面の笑みで私に嬉しそうに説明してカメラの使い方や撮り方なんかをレクチャーしてくれました。
マスターの娘さんは海外に住んでおり、滅多に日本に帰ってきません。でも数ヶ月前に一度帰国した時にマスターが趣味で写真をはじめたいと言っていたのを聞き、この間の誕生日に贈ってくれたそうです。
「でも実はちょっと前にさぁ、デジカメ買っちゃってたんだよね」
といってマスターはもう一台のカメラを私に見せてくれました。
「これはさ、いらないからあげるよ。君もカメラ欲しいって言ってたでしょ。僕は娘のカメラをたくさん使いたいからね。」
そういって私にデジカメをプレゼントしてくれました。そのデジカメ、後から調べましたが結構値段がするものでした。さすがにただでもらうのは申し訳なく感じ、後日お礼の品を持って行きました。
マスターがデジカメをすでに買っていたのは娘さんには秘密にしているようでした。時にはそういう都合の良い嘘も良いものですね。